令和3年8月6日(金)、Zoomによるオンライン形式で今年度「第2回支部研修会」が開催されました。
当初、本研修会は、「会場での開催」と「オンライン開催」の2元方式での開催を予定しておりましたが、8月2日(月)より、神奈川にもコロナ禍による緊急事態宣言が発令されたため、急遽、「オンラインのみの開催」となりました。
研修会参加者は52名でした。
【研修会の概要】
時間 : 14時30分~15時30分
テーマ : 改正高年齢者雇用安定法について
講師 : 川崎北公共職業安定所 所長 沼野 柄也(つかや) 様
今回の研修は、本年4月1日より「高年齢者雇用安定法」が改正され、「70歳までの就業確保措置」が努力義務化されたことを受けてテーマが設定されました。
講義は、資料「高年齢者雇用安定法改正の概要」に沿って行われました。
改正のポイント:現行「65歳までの雇用確保措置」を基礎に、努力義務として、「①70歳までの定年引上げ、②定年廃止、③70歳までの継続雇用制度の導入」、さらに本改正の新たな措置として、過半数組合等の同意を条件に、雇用に依らない措置(創業等支援措置)として、④70歳までの業務委託契約を締結する制度や、➄70歳まで社会貢献事業に従事できる制度のいずれかを講ずることが必要ということでした。
なお、④、➄の場合、労働者として働くのではないので、労働基準法における「労働者性の判断基準」に照らして、労働者性が認められないことが必要であり、労働者性が認められる場合には、雇用に依る措置を講ずる必要が出てくる点に留意を要することでした。
助成金:「65歳超雇用推進助成金」と「高年齢労働者処遇改善促進助成金」(令和3年4月1日新設)の紹介がありました。
研修会の終了後、支部会が行われ、豊島支部長より今後の支部活動予定およびその他の連絡事項の報告がありました。
研修動画については下記に公開しています。
(動画の公開は2021年8月27日で終了いたしました)
また、研修動画内で使用している資料はこちらからダウンロードしてご利用ください。
<高年法改正関係資料>
●パンフレット(詳細版):高年齢者雇用安定法改正の概要
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000694689.pdf
●パンフレット(簡易版):高年齢者雇用安定法改正の概要
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000694688.pdf
<助成金関係資料>
●高年齢労働者処遇改善促進助成金をご活用ください
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000748495.pdf
●「65歳超雇用推進助成金」のご案内
https://www.mhlw.go.jp/content/000763756.pdf
●65歳超雇用推進助成金(制度のご案内 令和3年4月)
https://www.jeed.go.jp/elderly/subsidy/book_pumph/book.pdf
※正誤表
https://www.jeed.go.jp/elderly/subsidy/om5ru80000002trp-att/q2k4vk000003ruil
.pdf